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看護師 屋島瑠莉佳

障がい看護の道を極める

看護師 屋島瑠莉佳

所属:オールケア北千里
職種:看護師
 
描いたキャリアビジョン
「病院は治療をするところ。障がい福祉の施設は生活を支援するところ。かねてより障がい看護の道に進もうと決めていました」―。こう力強く話すのはオールケア北千里の看護師・屋島瑠莉佳。3年間の病院勤務を経て、高い志を持ってオールケアに転職してきた。
看護学生時代に実習で訪れた大阪府立箕面支援学校で衝撃を受けた。医療的ケアが必要で一人では歩行が難しい子がマットで運動していた。その子の目標は「歩けるようになる」こと。「その子を中心にさまざまな職種の人が携わり“支援の輪”ができていた。病院以外にもこんな看護の道があるんだ」と感銘を受けた。看護師としてのキャリアビジョンが定まった瞬間だった。
 
総合病院で看護技術を習得
しかし、屋島は看護学校卒業後、すぐに障がい福祉の道には進まなかった。「まずは総合病院で看護技術を学ぼうと決めました」。当初から目的を明確にした就職だった。
病院に勤務して2年半が経った頃、「そろそろ自分が思い描いた仕事がしたい」と思うようになった。そして、病院で学んだ技術を生かすべく、「軽度の障がいではなく重度の障がいがある人を支援したい」と考えた。重症心身障がい児(者)や医療的ケアが必要な人を積極的に受け入れるオールケアへの転職は必然的だった。
 
病院と施設の違い
オールケアでの看護師の役割は病院とは全く異なる。病院ではドクターが治療の指示を出す。看護師はドクターから言われたことを「業務」としてこなしていく。「ここにはドクターはいない。ここで利用者様のことを一番知っているのはご家族。だから私はご家族がドクターだと思っています」と話す。
毎日の送迎時、ご家族からの情報収集を欠かさない。「昨晩はちゃんと寝られたのかどうか、家で何か変わったことはなかったか」。ご家族とお話をすることは、病院ではほとんど経験のないことだった。
 
ご家族も支援する看護師
最初はご家族とのコミュニケーションが思うようにいかず、苦労もした。しかし、自宅に訪問したり、さまざまな話をする中で少しずつ理解できるようになってきた。ある日の送迎時にご家族から「若いのに頑張っていて頼もしいわ。ほんとに助かっています。うちの子をどうぞよろしくお願いいたします」と声をかけられた。利用者様もその様子を見て微笑んでくれた。「私がやりたかったことはこれだ。利用者様だけでなく、ご家族も支援する看護師になりたかったんだ」と実感した。

理想の看護師像
看護学校でお世話になった恩師から授けられた言葉がある。「看護師は、心に串が刺さっている、心に病がある患者様を“手”と“目”で護る役割があります」。病院では目の前の業務に忙殺され、「患者一人一人に対して手厚く寄り添い、護れていたか」というと疑問が残る。しかし、オールケアでの仕事は理想の看護師像に近いものになっている。
「障がい看護の専門資格を取るなどこの道をもっと極めたい。そして“病院だけが看護師の活躍の場じゃないんだよ”と未来の看護師さんに伝えていきたい」。屋島の挑戦はまだまだ始まったばかりだ。
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