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「１０年以上福祉業界で働いてきて、今が一番楽しいし充実しています」と笑顔を見せるのはオールケア豊中の生活支援員・中岡みのり。認知症病棟、障がい者の作業所、特別養護老人ホームと「福祉畑」でキャリアを積んできた。
これまで暮らしていた奈良から大阪に居を移し、北摂地域のハローワークで介護の仕事の紹介を受けた。いくつか職場見学に行った中でもオールケアの雰囲気は飛び抜けていた。「当時、オールケアが豊中市立たちばな園の指定管理を受けていて、施設は古くて薄暗かったのですが（笑）、スタッフ全員が明るく、元気良く、気持ちいい挨拶をしてくれ、ものすごく歓迎されている感が伝わってきました」と転職を決めた。

 

オールケアの利用者様は発語が難しい人がほとんど。言葉でのコミュニケーションが取りにくくても、オールケアのスタッフは放ったらかしにしたり、適当にあしらったりすることは絶対にない。利用者様やその人の個性を尊重し、お互いに理解しようと努めている。そして、利用者様だけでなくご家族や他のスタッフにも寄り添っている。
「携わっている人みんなひっくるめて“ファミリー”という感覚。もし自分の家族だったらどうするのかという視点で常に考えている。長年福祉業界にどっぷり浸かっていますが、ここまでスタッフが前向きに、イキイキと仕事をしている事業所は初めてでした」と驚いた。

 

オールケアに来て刺激を受けたことは他にもある。「前職ではどことなく看護師が上、介護職員が下というようなヒエラルキーがありました。オールケアには両者の垣根は一切ありません。介護職員も研修を受け、医療的ケアができるスタッフがたくさんいる。看護師にしか対応できない処置はもちろんあるけれど、基本的にはみんな一緒。介護職員にも責任があるし、看護師からも頼られています」とやりがいにつながっている。
中岡は前職時代、勉強嫌いで資格取得を率先して取り組んでこなかった。「介護職って無資格でも働けるので問題はないのですが、オールケアのスタッフは“困っている人のお役に立ちたい”と資格取得にも熱心。そんな環境に触発されて、私も実務者研修、喀痰吸引等３号研修、そして介護福祉士を取得しました」とにっこり。

 

ワークライフバランスも充実している。勤務時間は午前８時半～午後５時半。ちなみに残業はほとんどない。「福祉業界の正社員で定時に上がれるのは奇跡的。オールケアでは業務効率化が進んでいて、一人で仕事を背負うことはありません。みんなで仕事を分担して、記録も共有されているから、引き継ぎなどもスムーズです。前職ではスタッフ一人一人への負担が多く、夜勤明けでもパソコン入力や雑務をこなしていました。それに比べると今は肉体的にも精神的にも本当に安定しています」と満足げ。
入職から３年が経ち、主任候補に任命された。「今まで上昇志向なんてなかった私ですが、認められたり、必要とされると“もっともっと成長したい”と思えるようになりました。お互いに尊重し合うオールケアは最高の職場です」ととびきりの笑顔で答えてくれた。