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職員インタビュー

介護技術研究所とは? オールケア守口 尾崎次長に聞く!
2021-02-11
尾崎次長(向かって右端)
昨年から実施している「介護技術研究所」について、この取り組みを進めている尾崎次長(株式会社オールケア守口)にインタビュー。どんな取り組みなのか、参加者の意識の変化などについてお話を伺いました。


しっかりと根拠のもてる介護技術を

Q.介護技術研究所とはどんな取り組みなのか、教えていただけますか。

介護技術研究所は、「根拠に基づいた技術を習得し、それを他の人に伝えることができる人を育てたい」そんな想いから始まりました。私が講師として、他3名の職員が研究所メンバーとして学んでおり、彼らには他の人を育成するところまで担ってほしいという考えがあります。大きな目標として、一つはスタッフ全体の技術向上 二つ目として、より長くスタッフが働けるよう人的な介助だけでなく福祉用具を活用した介護技術も研究していきます。まず守口で実践し、形になれば他施設でも伝えていければと考えています。


Q.昨年の流れを教えてください。

計画の段階で、この1年で何をするのか、どんな技術が必要なのかを考え、研究所のメンバーとなってもらえる職員の人選も行いました。もちろん、介護技術だけを伸ばそうとは思っていません。介助は「心」を込めることが大切です。相手を思いやる、相手の気持ちに寄り添う、心を持った介助する。そうすると介助の質もあがるんですね。「相手のこと」や「自分のこと」を考えた介助をすると、力の入れ方や抜き方が分かってきます。それも介護技術の一つなのです。この仕事は、相手を想うことが大切です。相手のことを想う以上に自分のことを理解することが重要です。自分のことが疎かでは相手の気持ちに気付くことも出来ないと思います。だからこそ心の勉強が欠かせないのです。介護技術では身体的な介助をメインで考える事が多いですが、それよりも重要なのは「心」なのです。昨年はそんな心に関して基礎となる部分を伝えてきました。今期はその実践を行っていきます。



参加メンバーの意識が変わった


Q.昨年、実施されてどのような成果がありましたか。

研究所のメンバーは「自分たちがやっていかないと」と思ってくれています。以前と比べてメンバーの意識は大きく変わったんじゃないでしょうか。できた・できなかったと単純に物事を考えるのではなく、すべての行動には原因(良い・悪い)があり、もっと深く考えるようになりました。今後はその感覚をたくさんの人に伝えられる人になって欲しいと感じています。


Q.今後の介護技術研究所の目標としては。

今期に関しては基礎の部分に触れただけです。これからが介護技術研修所としての始まりと考えています。より実践の回数をこなしていく、やる事により、その時感じたものが次の動きに反映する。この繰り返しが新しい自分を生み出していくものだと思います。常に学ぶ姿勢を忘れず、まずは守口の利用者・オールケア全体の利用者・全国の方々と活動の範囲を広げていければと考えています。


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