【研修レポート】第2回モーニングセミナー オールケアの理念を学ぼう!
2026-08-10
[研修]
注目
早朝に向き合う、オールケア・グループの理念~テーマは「自我の省察とリーダーシップの探求」
6月に続く第2回目のモーニングセミナーが、2026年8月1日(土)朝6時より、オールケア居宅サービスセンター2Fにて開催されました。
各事業所の代表・役職者、管理部の役職者に加え、オールケア・グループの鎌倉義雄会長も参加。14名での実施となりました。
居宅介護など、訪問による障がい福祉サービス事業所の代表・役職者が2ヶ月ごとに集まる本セミナー。
全員で「オールケア・グループの理念とは」について考えることを目的としています。
日中は管理業務やケアなどに追われるスタッフたち。
オールケア・グループの理念についてじっくりと考える時間をとるのは、簡単ではありません。
そこで早朝という限られた時間を活用し、理念に真正面から向き合う機会を設けました。
意見や感想を分かち合い、得た学びを、それぞれの職場での実践へとつなげていきます。
今回のプログラムは、以下の流れで進行しました。
1. 理念の唱和
2. 前回セミナーの振り返り
3. 「怒り心が出ない方法」をテーマにした体験談の共有
4. 体験談を受けての意見・感想のシェア
それぞれ、詳しく紹介していきます。
1.理念の唱和 ~快適な早朝の空気の中で~

今回のリーダー役は、オールケア居宅サービスセンターの山内大輔次長が務めました。
セミナーは、オールケア・グループの理念を全員で唱和することからスタート。
早朝、まだ爽やかな空気の中で、出席者のはきはきとした声が室内に響き渡りました。
2.前回の振り返り ~「こうすればこうなる」というテーマから~

続いて、出席者全員で、前回セミナーのテーマ「こうすればこうなる」について振り返ります。
「“こうすればこうなる”と知ることを前提に、目的意識を持つことの大切さに改めて気づいた」「“知行合一”を意識し、どんなことも肯定的に捉えてまず行動していきたい」
「早い時間から動くことがどのような良い結果を生むのかを考える機会になった。これを積み重ねることで、これまでの自分と大きな差が生まれると感じた」
など、前向きな声が多く寄せられました。
3.体験談の共有 ~「怒り心が出ない方法」より~

オールケア手帳には、次のような教えが記されています。
「正しいという姿は、耳で聴いたことに対して即座に口に出すのでなく、一度心の中で反省し、己に問うて、相手の心、相手の立場を考えてから、その答えを出すようにしたいものだ。
すると、怒りの想念は湧いてこない」
この教えを踏まえ、山内次長は話し始めました。
「私たちは日々の業務の中で、感情と向き合い、判断を下し続けています。このセクションでは、幹部としての『怒り』の体験を率直に共有し、その乗り越え方を学びます」
ここで、山内次長は自身の「怒り」にまつわる体験を率直に語りました。
ある出来事があったとき、その結果に対して感情的になってしまい、その場でよくない感情を抱いてしまったこと。
そこには、責任者としての責任感や周囲への期待と、現実とのギャップが存在していました。
「『こうなればいいな』という私の期待が、『なぜ、自分の思った通りにならないのか?』という怒りへと変わっていきました。
そのとき、周囲の方々の立場や背景を考える余裕を失っていたことに、後になって気づいたんです」
しかし、オールケア・グループの理念に沿って内省を重ね、他者の視点から全体を見てみたところ……。
怒りの原因は「他者」にあるのではなく、「自分の受け止め方」にある、と気づいたのです。
「責任者・役職者として目指すべき姿勢を、あらためて認識しました。
自分の感情のままに反応するのではなく、まず自分自身の捉え方を問い直すこと。
それこそが大切なんです」と、熱を込めて語りました。
続けて、山内次長は「怒り心が出ない」ための実践を、以下の3点にまとめました。
1.即答を避ける
刺激に対してすぐに反応せず、一度立ち止まる。「間を置く」ことで、感情的な反応を防ぐこと。
2.内省の実践
「自分の捉え方は正しいか」と自らに問いかける。心の中で反省し、己に問うことで、怒りの想念が湧くことを防ぐ。
3.他者視点の獲得
相手の背景・立場・心情に思いを寄せる。相手の心と立場を考えてから答えを出すことで、怒りは自然と消えていく。
この気づきをもとに、チームや部下と誠実に向き合い、組織の成長に貢献する役職者を目指す決意が述べられました。
「今回、怒りを感じたり悲しくなったりしたことは自分の弱さかもしれません。
でも、それを恥じずにシェアすることで、皆さんと一緒に成長させていただければ嬉しいです」と、山内次長は発表を締めくくりました。
4.意見交換 ~体験談を受けての意見・感想のシェア~
山内次長の発表を受け、参加者からは以下のような意見が寄せられました。
- 感情をコントロールするのは簡単ではないが、相手の立場を考え、言葉にする前に一呼吸置くことで改善できそうだと感じた。
- 毎日「振り返りノート」をつけているが、自分の気持ちだけでなく相手の思いにも意識を向けていきたいと、あらためて思った。
- 相手を理解することが怒りを抑えることにつながるという点に強く共感した。感情に任せた言葉を、相手に投げかけないようにしたい。
- 怒りの気持ちを抑えるために、相手の態度や言動から「この人は今どんな状況にあるのか」を考えることを実践していく。
- 利用者さまとのやり取りで、互いの思いが強くぶつかり合ってしまうことがあったが、私たちの仕事の目的は利用者さまとご家族に安心して生活していただくことだと再認識し、今後の関わり方を改善していきたい。
- 最近は怒りの感情が湧くこと自体が減ったが、湧いた時には「この人に幸せになってもらうにはどうすればよいか」と考えるようにしている。
- 多くの気づきがあったが、自分としては「相手を思いやりつつ、自分の立場は変えない」ことを意識している。相手と同じ土俵に上がらず、常に「善意の第三者」でいることを心がけたい。



まとめ ~鎌倉会長の言葉~

セミナーの最後に、鎌倉会長より次のようなまとめの言葉がありました。
「私が心がけているのは、朝起きてから2秒以内にニコッと笑顔を作ること。そうすると脳が『楽しい』と認識し、モチベーションが上がると聞きました。それと同じように、朝から皆で意義ある学びを共有するモーニングセミナーは、モチベーションアップにおいても素晴らしい取り組みだと思います。
今日、話した“相手を知ろうとすること、気にかけること”は、怒りを出さないためだけでなく、スタッフのモチベーションを高めるためにも大切。私も常に相手のことを考え、気にかける姿勢を持ち続けていきたいと思います」
最後に

参加者が感想をまとめて記載する時間に合わせて、朝食にスタッフ手作りのおにぎりとお味噌汁、漬物がふるまわれました。
山内次長は、「お米が一番、元気が出るかなと思って」とにっこり。
「おいしい、おいしい」と大好評だった朝食。
たくさんあったおにぎりは、きれいになくなりました。
今回のセミナーを通じて、参加者一人ひとりが自らの内面と向き合い、リーダーとしてのあり方を見つめ直す貴重な機会となりました。次回のモーニングセミナーも、こうした学びをさらに深める場として開催してまいります。





